未経験でIT企業に転職した中年男の末路LV1

IT企業戦士の日常

以前、別の記事「恐怖のブラック企業体験エピソード」でも触れたように、実は今は地元の超優良IT企業で正社員として働いています。

今まで経験した業種
金融業、商社、電子機器メーカー、運輸倉庫など
今まで経験した職種
接客、営業、総務、経理、事務、製造、倉庫、配送、管理職など
今まで経験した派遣やアルバイト
新聞配達、レストランのウェイター、深夜のコンビニ、マックの厨房、交通量調査、大型複合アミューズメント施設のカラオケ店員、レンタルビデオ店員、居酒屋店員、鉄工所の溶接、コールセンターなど

見ての通り、IT企業は全くの未経験です。
もともと趣味でホームページ制作やゲームプログラミングをやっていましたが、それを仕事にしようとはサラサラ思っていませんでした。
ではなぜ今さら未経験でIT企業に就職しようと思ったのか?
それはズバリ、中年オヤジィに劣化した自分が中途で入社してもやっていけそうな職場がそこしかなかったからです。
ただ当然、40~50代の中年オヤジが未経験でIT企業に入れるほど世の中甘くはありません。新卒の場合は育成込みの採用となりますが、中途は即戦力として十分に通用するだけのスキルと経験が求められます。少しパソコンができる程度では話になりません。
そこで新たなプログラミング言語を習得し、Excelなどoffice系ソフトについてもスキルアップしてから今回の転職に臨みました。

とまぁ一応それらしく色々と書きましたが、本当のことを言うと実はただ運がよかっただけです。
正直、今でも自分が正社員として採用されたことが信じられません。
人生最大の奇跡に感謝します!

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人生初のホワイト企業 (健康経営優良法人認定企業)

生涯最後の転職先が、実は地元でも有名な超安定基盤のホワイト企業でした。

・コアタイムなしの完全フレックスタイム制で遅刻の概念なし
・勤務時間は7時間40分×勤務日数を満たせばOK
 超過した分は5分単位で残業代として全額支給される
・年間休日は125日以上
 土日祝日、年末年始以外に会社独自の指定休日やゆとり休暇など多数あり
 当然、有給などの取得義務にも厳しく、休みを取らないと注意される
・時間単位で休暇を取れる
・健康管理に厳しく、健康診断、眼科検診、メンタルヘルス教育、ストレスチェックなど多数あり
・社内には清掃業者が入っている為、執務室やトイレなど全体的にキレイ
・誰でも自由に業務改善提案を出せる制度があり、表彰されると賞金を貰える
・オシャレなラボがあり、社員はタダで自販機のジュースを購入できる
・中途採用でも新卒社員同様に入社初月から給料が満額支給される
・インフラを支える超大型企業(親会社)の全システムを担っており、土台が安定している
 その他、県からの受注や様々な事業への取り組み、DX推進など、企業評価が高い
 また、企業単独で見ても売り上げが年々好調に推移している

ここはハーレムか地獄か

自分が入ったチームのメンバーは全員女性でした。
今思えば、最初の面接官も女性でした。かつてのトラウマがよみがえります。
ちなみに、自分の所属は〇〇部〇〇グループ〇〇チーム〇〇という名前の所属となります。
(チーム内でも更に分かれており、それだけでも10人以上のメンバーで構成されている)

そして実際に働いてみると、全員ありえないほど優しくいい方ばかりでした。
ここは天国なのか!?

仕事の内容

情報システム部(社内SE)の仕事となります。

主な仕事内容
・各部署からの問い合わせ対応
・社内システムのマニュアル作り
・eラーニングのコンテンツ作成からコース開催、結果集計、納品までの一連の作業
 年間約40コースもあり、受講者数は数万人にのぼる
・メール訓練の実施と対応
・各申請処理
・日締め、月締め、会議、ミーティングなど
 (会議やミーティングが異常に多い)

上記は自分が携わっている業務のほんの一部で、情シスには他にも仕事が山ほどあります。
っていうか、勉強してきたプログラミングスキル全然関係ねぇ!!
でも、一応eラーニングのコンテンツ作成ではHTMLとCSSのスキルが多少は役に立っています。
また、情シスではExcelによる資料作成がほとんどなので、Excelスキルも大いに役立っています。

毎日定時で帰れる幸せ

情シスはノルマが関係なく時間に追われることもないため、常に定時で帰れます。
1日の勤務時間は7時間40分と短く、会社は駅前で好立地。さらに通勤時間も自宅から駅まで歩いて5分、電車で4分と近いため、プライベートがかなり充実しています。

自分の居場所がようやく見つかった

実は入社してすぐに業務改善提案を3件出しました。
すべてExcelマクロで業務を自動化するもので、削減工数は最大8割強となります。
結果、2件が銅賞、1件は努力賞となり、副賞として賞金もいただきました。
さらに表彰された業務改善提案は全てコメント付きで大々的に全社公開されるため、入社後間もなくして会社内でも目立つ存在となってしまいました。(同月内のダブル受賞は異例らしい)
正直、目立つのはあまり好きじゃないけど、チームメンバーから業務が劇的に楽になったと言われ感謝されたことが何よりも嬉しかったです。

近況について

自分の周りを見てみると、仕事中に平然とお菓子を食べながらスマホやホームページを見てくつろいだり、好きな時にコーヒーブレイクしてまったりと過ごしたり、なかには堂々と寝ている人もいます。
ここは自由か!?
とにかく楽なんです。真面目な人ほどバカを見ます。
そんな中、自分は上司から業務改善について相談を受け、また新たなシステム構築のため日々奮闘しています。
しかし、辛いと思ったことは一度もありません。むしろ楽しすぎでしょ!
今の会社では自分のやりたいと思ったことを何でもやらせてもらえるので、毎日夢中で趣味のプログラミングに没頭しています。

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